「北部シバオ地域における地域開発の効率的な計画と管理のための能力開発プロジェクト（PRODECARE）」は、2017年4月から5年間の期間でスタートしました。これは、経済計画開発省（MEPyD）が、国際協力機構（JICA）の支援を受けて実施する国際協力プロジェクトで、国家計画・公共投資システム（SNPIP）の実施を促進するためのものです。この目的を達成するために、自治体の開発計画（PMD）に基づいて地域の要望を集約し、州や地域のレベルでボトムアップ的に集約する仕組みを構築することを目指しています。また、中央レベルでは、MEPyDを管轄する国家多年公共投資計画（PNPIP）に反映させるだけでなく、地域で集約された地方の要求を部門機関省庁の計画手段（PEI/PESおよび/またはPOA）に反映するメカニズムを構築することを目的としています。
日本とドミニカの専門家で構成されたプロジェクトチームと、カウンターパートとしてのMEPyDのスタッフは、自治体に適した、より一貫性のある、効率的で現実的な方法を求めて、北部シバオ地域で一連の活動を行いました。PRODECAREとMEPyDのチームは、実際の経験をもとに試行錯誤しながら、自治体開発協議会（CDM）の適合とPMDの作成のための方法論を構築し、それを北西地域の17の自治体に適用して検証を行いました。ここで共有されているキットはそれらの活動の集大成です。